働かなくてイイヨ!な免罪符と金が欲しい

何者でもない自分。そんなことを思って落ち込んだりしている今日この頃。「何者」が何かよくわからないし、何者でもないわけないんだけど、まぁ、今のダメな自分だダメという思いは強い。じゃあ、満足できるように頑張れば?というだけの話だし、自分でできることを頑張っているつもりなのだけれど、目的地は果てしなく遠い。というか、本当はどこに向かっているのかよくわかっていないのかもしれない。はっきり自覚しているのは死のみ。はぁ、早く終わっちゃいたい。そうやって現実逃避するばかりである。こりゃダメだ。

何もしたくない。しなければいけないことを何もしなくない。好きなことだけやっていたい。ずっと本を読んでいたい。でも、生活のためには稼がなければいけない。お金がそれなりにあっても、将来何かあったときのために貯金も必要だろう。できるだけ人様にかける迷惑を最小限にしたい。そして、思い至る。悲しいかな、私を看取るのはきっと赤の他人。このまま特別な変化がなければ、私は親族の最年少として消えゆくのだ。皆を見送ったあと、ひっそりと死んでいくのだ。でも、ひっそりと言っても、誰かにその前後の処理をお願いしないといけないわけだが。だからね、そのお礼の意味も込めて、ちゃんとお金を用意しておかなきゃいけないんだよ。お金以外のものでもいいのかもしれないけど、そういうものを私は生み出すことができないから、やっぱりお金なんだよ。お金の汎用性はすごいからね。

さて、どうしようもなく暗い気分になってきた。いつも、こんなことばっかり考えているから憂鬱なのだ。ひとりぼっちで死んでいくこと自体は特に寂しいとか哀しいとかいった感情はないのだが、その前後の手続き諸々がわずらわしい。自分が早死にすることなく生きれば、たくさんの面倒な手続きがあるのかと思って憂鬱だ。バカじゃないのか。そんな心配してバカじゃないのか。そうなのだ、私は馬鹿者なのである。

免罪符がほしい。何もしないでも非難されない免罪符。「いてくれるだけでいいんだよ」なんて欺瞞だからね。金なんです、金があれば何とかなるんです。だから、がんばってお金を稼ぎましょう。お金を稼ぐための才能やスキルがあればいいのだけれど、何もないから困っちゃって冒頭の嘆きをくり返す。ふりだしに戻る。


(作成時間:15分)