BL感想『ミッドナイト・コンフリクト』続編も最高すぎて悶え死んだ (KGS【第1話・第2話】電子単話配信)

 

※BL苦手な人は要注意

 

ミッドナイト感想(書いた順)

 

 

結論:『ミッドナイト・コンフリクト』まじで最高

いやホントまじで最高だわ。

 

続編(第1話・第2話)を買って読んだ

7月3日に配信された電子書籍限定配信の連載(第1話・第2話)を読んだ。これを楽しみに1週間仕事頑張れた感じある。まだいろいろやること残ってるんだけど、この作品について何か書きたくてウズウズしちゃって、もうどうしようもないからこうして今書いている。こんなに書かずにはいられない衝動を感じることってない。そんなエネルギーを生じさせる作品を生み出すってすごい。それぐらい素晴らしかった。ほんとこの作品好き。

 

『ミッドナイト・コンフリクト』の魅力

・ケンカップ
・テンポが良い
・日常系マンガ
・魅力的なモブキャラ
・通常時の攻め&受けのイラつき具合
・全力のキレ顔
・キス直前の間
・受けの可愛さ
・攻めの優しさ
・素直になれない二人の心の揺れ具合
・笑いを誘うツッコミ(心の声)
・その場の空気を感じさせるような丁寧な描写

本編の続編となる『KGS(クソガキ襲来)』。クソガキ(美少年)の出現により、二人の心の揺れ具合がよりいっそう鮮やかに描かれている。

本編その後二人の距離は縮まっているのかと思いきや、ほとんど変わりなく過ごしているところから話はスタート。でも、相手を意識する表情は格段に増えていて、二人ともすごい可愛い。

相変わらず、受けのとろけ具合は最高。通常時のキレ顔とエロモード発動後の甘々フェイス。このコントラストが鮮やか。お見事。

受けが勤める会社の飲み会のシーンがまた良い。状況説明&ツッコミガールの登場により、キャラクターの性格がより魅力的に引き出されている。愉快な仲間たちである。彼女の今後にも期待。

今回は全体的にモブキャラ登場シーンは控えめだけど、みんな可愛いらしくて愛すべき存在。ちゃんと女性の顔があるBLマンガは良いね。

 

犬井ナオ先生の描く絵がいかに素晴らしいか

この作品の素晴らしいところ。

・キレ顔(眉間のしわ、青筋)
・照れ顔
・言葉で語らず、視線で語らせるところ
・受けが感じているときのスウィ~トなお顔
・攻めの柔らかな手つき
・腕力の強さが伝わる腕のまわし方
・体位を変えるときの自然さ
・楽しい擬音(例:ワーオ♡)
・デフォルメされたポップなモブキャラ
・受け・攻めの心理的距離感
・笑いとシリアスの配合が絶妙

犬井ナオ先生が描く建村さん(受け)は本当に素晴らしい。比嘉ちゃん(攻め)と同じ気持ちで「最高に――……か、かわいい…!」と見とれてしまう。天下一品である。

この悦びは、通常時のイラつき&キレ顔あってこそのもの。スイカに塩をかけて甘さを引き出すようなものか。ギャップ萌え最高。

出し惜しみすることなく話が進むのが良い。テンポ良くセックスシーンが展開されて「あざーす」「よき~~~!」とか言いながら楽しませてもらっている。そう、すでに何回も読んじゃってるのよね。

他の作品と何が違うのか考えてみるんだけど、ちょっとまだはっきりわからない。多分、絵の雰囲気が好きなのと、シリアスすぎず、ユーモアが散りばめられているところが気に入っているのかな。

あとはやっぱり基本設定が良いのだろうなぁ。話が進むにつれて、冒頭のつかみ(本編)が素晴らしかったのだと思い知る。各キャラの趣味や好みもいいよね。料理好きの比嘉っちと甘党の建村ちん。受けの背景はよく見えてこないけど。あまり深入りしすぎないからシンプルで読みやすいというところはあると思う。

てか、深夜のコンビニにやって来るいつもキレ気味のリーマンって実際にいるんだよね。「あー、こういう人いるいるー」ってのがよかったのかも。「あるある」はやっぱ強いわ。建村さんほどに死ぬほどキレてる人は見たことないけど。

 

私がハマるBLの条件

これまでハマった作品をふり返って考えてみた。

好きなBL作品の条件

・双方がゲイ(あるいはバイセクシャル
・ノンケの場合は非童貞
・突然相手を襲ったりしない
・青姦しない
・汁が多すぎない
・受けが女仕草にならない
・生活感がある
・庶民的
・好き好き言いすぎない

今のところ思いつくのはこれくらいかなぁ。安心して読める作品がいいね。娯楽ぐらい気楽に楽しみたいわーってところだろうか。

『ミッドナイトコンフリクト』はエッチシーンが多い。「結局自分はエロシーン見たいだけじゃねえか」と思ったのだけれども、必ずしもそういうわけではない。非エロでも好きな作品はあるし、セックスシーンで引いてしまう作品もある。唐突すぎるキスとか。相手の同意を得ることなくセックス始めちゃうのもキツい。一気にサーッと引いてしまう。思わず「は?」と声に出てしまうこともある。そう、やっぱ合意の上じゃないと受け入れられなくなっちゃうんだよな~。

あと、最中にめっちゃ喋るのもあんまりかな。甘い言葉ささやくのとかも。キャラ的に全然OKな場合もあるけど、基本的にはファンタジー要素が強すぎちゃうと冷めちゃうんだなぁ。いや、BLは基本的にファンタジーなんだけれども。

うーん、やっぱり全体的なバランスというか、整合性がとれてないと「???」ってなっちゃってダメなのかな。いや、突飛すぎるのが受け入れにくいというか。他が気になってストーリーが入ってこなくなる。

そういう意味で、『ミッドナイトコンフリクト』はバランスが取れているんだと思う。ツッコミどころがあってもスルーできる。大事なところはしっかり押さえて、装飾部分はあくまでも引き立て役で細密にしすぎない感じ。そういうのが結構大事なのかも。


受けも攻めも最高だよまじで

『ミッドナイトコンフリクト』ほんとに好きだわ~。

midnight conflict
真夜中の衝突? 対立? 争い? 口論?

いいタイトルだと思う。

ってなんか褒め殺しみたいになっちゃってるから、一つ気になる部分を言うと、建村さんの額、広めの方が好き。角度によって広さが変わるんだよね。正面から見たときのデコは狭いんだけど、横顔とか寝転んで髪がパサッて落ちるときは広くなる。このデコがベスト。その顔のバランスが最高に可愛い。んーでもまあデコの狭さが通常時のキレ顔を引き立ててるような気もするからいいのかなー。

比嘉ちゃんの刈り上げをちゃっかり増毛ってエピソードは笑った。そういうの好きです。作者の裏話的なね。

リアルでBL談義できる友人知人はいないし、Twitterアカウントも仕事関係のしか持ってないから使えないし、だからといって新たにアカウント作るのも面倒だから完全匿名のここに殴り書きするわけだけど、言葉にするとちょっとスッキリするね。自分のお気に入りがどれだけ素晴らしいのか改めてよくわかるし。

あー多分またしばらくは脳領域の2/3以上死ぬな-。

kichiyou.hatenadiary.jp

これ、仕事せなという気持ちが強すぎて語り口がおかしくなっとるな。

 

【追記】

買ったどー。最高や~。

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