BL感想『飴色パラドックス①』大好きケンカップル、癒しの尾上、仕事ができる男たちと桜井さんに感謝

  

※BL苦手な人は要注意
※ややネタバレあり?
※勢いで書いたので所々意味不明
 

 


久しぶりに『飴色パラドックス』読んだんだけど、やっぱめっっっちゃいいね~。尾上かわいい。ほんとかわいい。可愛い尾上に気づいちゃう蕪木もかわいい。おーい、いいぞー!
 
ケンカップルとして紹介されることの多い二人だけど、実はそんなに喧嘩してないよね? 序盤、蕪木は尾上のこと別に敵対視してなくて、むしろ興味ナシーって感じで。だから、あんまケンカップルなイメージはなかったんだけど、やはり最初は仲良しじゃなかったわけで、そこからの入り、温度差あってこそのあれなんで、ケンカップルってことになるんでしょうかね。定義は何であれ、いいですよ。いいから、いいです。問題ありません。
 
物語の最初は尾上の独壇場って感じで素晴らしいです。一人でめっちゃわーわーキャンキャン言ってて、敵対心むき出しで、でもそれを蕪木にスルーされてキー――!ってなってるのね、ここ重要。その上で、蕪木に対して「あれ?コイツ思ってたのと違う……?」って流れの持っていき方が良いです。ちゃんと相手のいいところ見つけちゃってるのがいいよね。あれ、これってでも定番の流れか、まぁいいや。んで、雅やんがナイスアシストしてね、そっからもう笑っちゃうよね。今どき成人男性がこんな反応するかいなってくらいわかりやすい反応で。はー楽し。
 
んでさー、BLでいきなりキスするみたいなやつが自分すごいダメなんだけど、これもちょっとその感じはあるんだよね。だけど、ギリギリセーフです。相手に好意がバレバレで、ほぼ同意みたいんなもんだから? いや、同意ではないけれども。いや、けど、最初に尾上がレッツラゴーしちゃってるから、いいんです。キスの流れも若干えーって感じはあるけど、その前段の流れから言えば、うむーむむむーなくはないのかぁ~?みたいな。なんか蕪木のキャラ的にちゅってするのはアリなのかなってね、ノリでね。となると、尾上がいきなり抱き着くのは何なんだって感じなんだけど、それは本人が一番何なんだ俺ぇぇぇー!!って感じだろうから、まぁいいや。そういこともあるよね。うん、いいよ、そういうこともある。カブおのだもの。
 
ケンカップルのイメージないとは言ったものの、蕪木のツンデレな感じが尾上のやいやいの喧騒を引き出しているわけで、それわかってやってるってことは、めちゃ煽ってるっていうか、ケンカ売ってるってことになるんですよね。そうかぁ、なるほど、ケンカップルだ。
 
うあー、なんだろなぁ、このよさは。はぁ~、いい。
 
蕪木に惚れた桜井さんにフラれた尾上っちが蕪木とくっついてるのはスカッと感ありますね、桜井さん嫌いじゃないけど、俺はさ、尾上側だからさ、てめぇよくも尾上を振ってくれたなって。いやでも、フッてくれてありがとうではあるんだよね、じゃなきゃ始まりませんから。まぁ今後も盛り立ててくれよなって感じでよろしくお願いします桜井さん。ね。
 
出版社のお仕事ってところもいいよね、BL関係なく普通に好きだわ~。仕事ができる男はいいよ~。蕪木みたいに何でも器用にこなしちゃうメンズが登場すると、結局我らは少女漫画に登場する王子様的あるいはパーフェクトヒューマンなヤーツを求めているのか……と己の凡庸で浅薄な価値観にガッカリしちゃうんだけど、まぁそんなもんよね。女性観や性的役割から逃れるためのツールなんだからBLは。夢見させてもらおうよってね。全然悪いことじゃないし、本能的に至極まっとうなことなのだ多分。てか成分を楽しみたいだけなのだよね。本質といってもよいかもしらんな。あーでさ、尾上もどんくさいってだけで仕事できるから、そういうとこもまた好きになっちゃうよねー。でも仕事できなくても尾上の良さは多くの人を惹きつけるのでしょうね。尾上は癒しぃぃぃぃ~~~!
 
いかん、止まらん。とりあえず今日はここまで。