自分の頭で考えない怠惰な人間はいつまでもお口をパクパクするばかり

やり方を調べたって、何の身にもならない。
 
お金を稼ぐ方法とか、自分に何が向いているかとか、どうやったらモテるかとか。人様にそんなこと聞いてもわからない。自分のことは自分にしかわからない。もちろん自分では見えていない部分もあるから、それを教えてもらうのは必要なことだ。しかし、「どうやったらいいのかな~」とやり方ばかり調べているときには、たいていが他力本願なのだ。ヒナ鳥のようにお口をパクパクさせていたって誰もエサを与えてはくれない。まずは、自分で考えろ。「何を考えたらいいかわかりませ~ん」と言いたくなる自分を黙らせなければならない。
 
どうしようどうしようと言っている間に時間は過ぎ去っていく。何の成果も生みだせず、ただ過ぎ去っていく時間。これを無駄というのである。無駄なものなんてない? そんなわけないだろ。無駄なものは無駄なのだ。負け惜しみを言っちゃいけないよ。現実を見よ、そこに成果物はない。何かを生み出そうとしている者が過ごした、何も生み出せなかった時間。これが意義のあるものだと言えるのか。
 
やり方を調べているうちはダメだ。何も生み出せない。どうやったらうまくいくか調べるのは楽をしたいからだ。苦労したくないから最短距離で進めるコースを探すのだ。しかし、そんなものはない。ないことはないだろうが、何かを始めようとする初心者にそのような道はなかなか見つけられない。見つかったとしても、乗り越えるだけの実力が備わっていない。だから、いつまでたっても、やり方を探すだけ。そうやって時間を浪費する。
 
うまくやる方法を探す暇があるなら、今すぐにやれ。うまくできなくても失敗してもいいから、自分なりのやり方で進め。
 
やり方を調べているだけじゃ何も生み出せはしないのだから。